不合格時に見落としがちな重要事項が、在学中に利用していた奨学金の返済問題です。特に日本学生支援機構(JASSO)や、病院・歯科医院独自の修学資金貸与制度(お礼奉公型奨学金)を利用していた場合は、速やかな手続きと確認が欠かせません。
日本学生支援機構の場合、卒業と同時に返還義務が発生しますが、国家試験浪人によって収入が基準以下である場合は、「返還期限猶予」の申請を行うことで返済開始を先送りできます。無届けで放置すると延滞利息が発生したり信用情報に傷がついたりするため、卒業校の窓口や機構のポータルサイトから速やかに申請書類を提出してください。
また、一定期間の勤務を条件に返還が免除される「お礼奉公型」の奨学金を利用していた場合、国家試験不合格によって一括返還を求められる契約内容になっているケースがあります。内定先との面談時に、歯科助手として勤務しながら返還免除の要件を継続できるのか、あるいは一時的な返済計画を立てる必要があるのかを必ず確認しておきましょう。