前妻との間に生まれたもうひとりの娘こそが、後にモデル・女優、そしてプロレスラーとして名を馳せる赤井沙希である。両親の離婚当時、彼女はまだ2歳前後だった。物心ついた頃には父親の記憶はほとんどなく、テレビの中で活躍する「タレントの赤井英和」が実の父親であることを知らされたのも成長してからのことだったという。
実に14年もの空白期間を経て、芸能事務所への所属を機に二人は再会を果たした。恨み言をぶつけるでもなく、ぎこちない対面から始まった父娘の関係は、時間をかけて確固たる絆へと変わっていく。沙希が過酷なプロレスのリングに立つ決意をした際も、赤井は同じ表現者・格闘家としてその覚悟を尊重し、会場に駆けつけて熱い声援を送った。2026年の彼女の現役引退時にも、誇らしげに見守る父の姿がファンの胸を打った。