赤城山のカルデラ湖である大沼の南東に位置する覚満淵は、かつて湖の一部だった場所が長い歳月をかけて泥炭化し、形成された高層湿原です。尾瀬原を彷彿とさせる澄んだ空気と、モウセンゴケやミズバショウといった貴重な湿原植物の群生、そして湿原を縫うように延びる木道が整備されていることから、親しみを込めて「小尾瀬」と呼ばれています。
周囲を外輪山の深い緑に囲まれた擂鉢状の地形は、朝夕に濃い霧が立ち込めやすく、時に息をのむほど幻想的な表情を見せます。静まり返った水面に周囲の木々や青空が鏡のように映り込む光景は、日常の喧騒を忘れさせてくれる覚満淵ならではの大きな見どころです。