パワーは、死体に悪魔が憑依した存在である「血の魔人」として公安対魔特異4課に所属していました。頭部から生えた2本の赤黒いツノと、十字の瞳、美しいブロンドの長髪がトレードマークです。公式ファンブックや作中の描写によると、身長は170cm前後(デンジと同等かやや高め、ヒール着用時はさらに際立つプロポーション)と推測されており、魔人特有の整った顔立ちを誇ります。
戦闘における最大の特徴は、自らの血液を自在に硬化・操作する「血の魔人としての能力」です。血液からハンマーや槍、剣などの巨大な武器を瞬時に生成して叩きつけるパワーファイトを得意とし、周囲に漂う他者の血液を凝固させて失血死を防ぐといった高度な応用も見せました。ただし、血を使いすぎると貧血を起こし、逆に血を吸いすぎるとツノが肥大化して凶暴化するため、定期的に公安で血を抜かれるという繊細なコントロールを強いられていました。
アニメ版でパワーの声を担当したのは、自身も大の原作ファンとして知られる実力派声優のファイルーズあい氏です。制作発表会や公式インタビューにおいて、ファイルーズあい氏は「パワーの傲慢さと子供のような無邪気さ、そして内に秘めた孤独を表現するために、本能のまま叫ぶエネルギーを注ぎ込んだ」と語っています。知性を感じさせない傍若無人な高笑いから、デンジに縋り付くか細い震え声まで、その卓越した演技力は国内外のファンから絶賛を浴びました。
また、パワーの精神的成長を語る上で欠かせないのが、愛猫であるニャーコとの関係です。元々は捕食対象として太らせるために拾った猫でしたが、共に過ごす中で生まれて初めて「自分以外の生命への愛着」を抱くようになりました。コウモリの悪魔にニャーコを人質に取られた際、デンジを罠に嵌めてでも救おうとしたエピソードは、彼女が利己的な悪魔から他者を愛する存在へと歩み出した原点といえます。