車の排気量とは?パワー・税金・維持費の違いと後悔しない選び方の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

クルマを保有するうえで避けて通れないのが、毎年課税される「自動車税(種別割)」です。自家用乗用車の自動車税は、総排気量に応じて0.5L(500cc)刻みで階段状に税額が引き上げられます。2019年10月1日以降に初回新規登録された車両には引き下げ後の恒久減税税率が適用されていますが、依然として排気量の違いが家計を直撃する最大の要因です。

車検証を開くと、中央左寄りの「総排気量又は定格出力」欄に排気量が記載されています(例:1.49L、1.99Lなど)。税区分は「〇〇超〜〇〇以下」で設定されているため、1,998ccの車は「2.0L以下(36,000円)」の区分に収まりますが、2,001ccになった瞬間、1ランク上の税額が適用されるシビアな仕組みです。

排気量区分自動車税額(2019年10月以降登録)主な代表車種のクラス編集部の見解・コスト評価軽自動車(660cc以下)10,800円(軽自動車税)N-BOX、スペーシア、タント圧倒的なコストパフォーマンス。維持費重視派の不動の本命。1.0L以下25,000円ヤリス(1.0L)、ルーミー、ライズ登録車で最安区分。軽自動車からのステップアップに最適。1.0L超〜1.5L以下30,500円ノート、フィット、アクア、シエンタ国内で最も販売ボリュームが大きい実用・経済性のスイートスポット。1.5L超〜2.0L以下36,000円プリウス(2.0L)、セレナ、ノア、ヴォクシーファミリー向けミニバンやミドルSUVの主流。遠出の快適性が向上。2.0L超〜2.5L以下43,500円ハリアー、アルファード、クラウン動力性能は文句なしだが、軽の4倍に達する税負担を許容できるかが境目。2.5L超〜3.0L以下50,000円CX-60(3.3Lディーゼル等は別区分)、輸入高級サルーン趣味性やステータス性を重視する層向け。税負担は明確に重くなる。

現在、自動車税制を巡っては電気自動車(EV)の普及に伴う税収減への対策として「走行距離課税」や車両重量を基準とする抜本的見直しが議論されています。しかし、既存のエンジン車およびハイブリッド車については、依然としてこの排気量別課税が絶対的な判断基準です。さらに、新規登録から13年が経過したガソリン車には約15%の重加税が課される点も、中古車を選ぶ際には見逃せません。