橙乃ままれ氏を語る上で避けて通れないのが、2015年に東京国税局から告発された脱税報道の真相です。本名である梅津大輔名義で設立していた著作権管理会社「株式会社m2ladeJAM(マーマレードジャム)」を通じ、約1億2000万円の所得を隠し、法人税約3000万円を免れたとして法人税法違反の罪に問われました。
この事件の背景には、急速なヒットに伴う税務処理能力の欠如がありました。公判廷において明かされた判決理由によると、悪質な資産隠蔽工作やペーパーカンパニーの悪用というよりは、「急速に増大した印税収入に対して適正な申告手続きを長期間放置した」という経理管理の怠慢が重く見なされました。
2016年に東京地方裁判所から言い渡された判決は、懲役10か月・執行猶予3年、法人に対して罰金700万円というものでした。本人は起訴内容を全面的に認め、追徴課税を含めた未納分を即座に全額完納。2019年には執行猶予期間を無事満了しており、法的な責任は完全に果たされています。