SNSやネット上の掲示板、交通相談窓口には、横断禁止違反に関するリアルな体験談が頻繁に寄せられています。「対向車線が渋滞で止まっていたので、車列を譲ってもらって右折進入した瞬間にパトカーに止められた」「普段からみんな入っている場所なのに自分だけ捕まった」といった不満の声が目立ちます。
しかし、交通捜査関係者や警察庁の統計資料が示すデータによれば、車両横断禁止が指定される区間には必然的な事故抑止の理由が存在します。
【理由1:片側2車線以上における死角事故(サンキュー事故)の多発】
横断禁止に指定される路線の多くは、交通量の多い片側2車線以上の幹線道路です。対向第1車線の車が道を譲ってくれても、その死角となる第2車線やすり抜けをしてくる二輪車が見えず、凄惨な衝突事故に直結するケースが後を絶ちません。
【理由2:後続車の追突と幹線道路のボトルネック渋滞】
右折進入待ちの車両が走行車線上で急停止することで、後続車による玉突き追突事故が発生します。また、都市部の主要動脈では、たった1台の右折待ち車両が後続数キロに及ぶ渋滞を引き起こす原因となるため、警察当局は重点取り締まりポイントとして監視を強めています。