「ロックアウト」という専門用語は、労働問題以外にもデジタルセキュリティと工場安全の2つの領域で日常的に活用されています。
1つ目は、サイバーセキュリティにおける「アカウントロックアウト」です。これは、パスワードの連続入力ミスを検知した際に、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)や不正アクセスを防ぐ目的でアカウントへのログインを一時的に凍結する仕組みを指します。解除方法としては、一定時間(15〜30分程度)経過による自動復旧を待つか、二段階認証を用いたパスワードリセット、あるいはシステム管理者に連絡して凍結解除を依頼する手順が一般的です。
2つ目は、製造業や建設現場での「ロックアウト・タグアウト(LOTO: Lockout/Tagout)」です。機械の点検・清掃・修理中に、第三者が誤って主電源を入れたりバルブを開けたりしないよう、物理的な南京錠などでエネルギー遮断装置を施錠(ロックアウト)し、警告札を取り付ける(タグアウト)安全対策手順を意味します。作業員の巻き込まれ事故や感電死を防ぐ国際的な安全基準として、厳格な手順遵守が義務付けられています。