「あのキャラクターを見るたびに、学校でいじめられた」。そう語るのは、都内在住のゲイの男性(30代)だ。当時、学校の教室でクラスメイトからキャラクターの口調を真似てからかわれた記憶は、今も消えないという。テレビが発信する「笑いの記号」は、現実世界における偏見や差別の再生産装置として機能していた側面は否定できない。
一方で、当時の制作に関わった関係者からは、「悪意はなかった」「時代の空気を反映していただけだ」という声も漏れる。しかし、意図の有無にかかわらず、メディアが与えた社会的影響の重さは計り知れない。