東京や京都といった定番の観光地を巡り終えた旅慣れた外国人観光客たちが、いま熱い視線を注ぐのが「地方のローカルフード」だ。SNSの普及により、ガイドブックには載っていないリアルな日本の味が瞬時に世界へ拡散される時代になった。その波は、ここ群馬県桐生市にも確実に押し寄せている。
英語や中国語のレビューサイトでは、「日本で最もユニークなカツ丼」「洗練されたシンプルさ」と絶賛する声が相次ぐ。日本の伝統的な家屋を思わせる店舗の佇まいも相まって、暖簾をくぐる行為そのものが、彼らにとって特別な文化的体験となっているのだ。地方の小さな食堂が、世界と繋がるプラットフォームへと進化を遂げている。