最も一般的なアプローチが、弧の長さ(カーブしている部分の長さ)から逆算する方法です。教科書には複雑な分数式が並んでいますが、本質的なステップは2つしかありません。
まず、その扇形が「もし完全な円だったら、円周はいくらになるか」を計算します。公式は「直径×円周率(2πr)」です。次に、実際の扇形の弧の長さが、その円周全体のどれくらいにあたるのか、割合を出します。
例えば、半径が6cmの円があるとします。円周は「12π cm」です。もし扇形の弧の長さが「2π cm」だった場合、割合は「12π 分の 2π」、つまり「6分の1」になります。あとは簡単です。円一周の360度にこの割合を掛けるだけ。「360度 × 6分の1 = 60度」。これが中心角です。公式を暗記するのではなく、この「全体に対する割合」のイメージを持つことが、ケアレスミスを防ぐ最大の武器になります。