浅田真央の長年の夢であった「MAO RINK」が誕生し、彼女は指導者・プロデューサーとしての第一歩を踏み出した。この一大プロジェクトの始動にあたり、家族の精神的な支えは不可欠だった。表立ってセレモニーやメディアの前に父親が登場することはなかったが、関係者によれば、父親は陰ながらこのプロジェクトの成功を誰よりも喜んでいたという。
かつては「父親の存在が競技の邪魔になるのではないか」と危惧された時代もあった。しかし、時を経て互いに成熟した今、父と娘の間には、他人が介入できない深い信頼関係が再構築されている。遠く離れた名古屋の地から、東京での娘の挑戦を温かく見守る。それが現在の彼らのベストな距離感なのだ。