単に手を守るだけなら、分厚い鉄板を入れれば済む。しかし、走塁はそんなに単純ではない。スライディングの瞬間はベースに向かって滑らかに滑り込みたいが、ベースに到達した瞬間にはしっかりと手を引っ掛けてオーバーランを防がなければならない。この矛盾する要求を解決したのが、手のひら部分に採用されたハイブリッド素材だ。
土や人工芝との摩擦を計算し尽くしたナノコーティングが施されており、滑り込む瞬間は摩擦抵抗を極限まで減らし、ベースのゴムに触れた瞬間に強いグリップ力を発揮する。この技術革新により、走者は減速することなく、狙った位置でピタリと止まることができるようになった。