視聴者が最も疑問に抱くのは、「視聴者から集めた寄付金がタレントの出演料に充てられているのではないか」という点だろう。この懸念に対して、テレビ業界の制作システムは明確な線を引いている。
日本テレビをはじめとする放送局は、番組制作費と視聴者からの寄付金を明確に帳簿上分別している。企業スポンサーから集めた広告収入や制作予算から、舞台セット代やスタッフの人件費、そしてタレントのギャラが支払われる。一方で、全国から寄せられた寄付金は福祉車両の購入や災害支援、環境保護活動などに全額使われ、第三者機関による監査を受けて公表される仕組みだ。
しかし、チャリティー特番という枠組みでありながら莫大なスポンサー収入を得て制作される構造自体に対して、「海外のノーギャラ方式と比べて純粋性に欠ける」との批判が絶えないのもまた事実である。