一般社団法人日本キャラベニスト協会をはじめとする専門家組織は、お弁当作りが子どもに与える心理的な好影響と「食育」の側面に注目している。単なる見栄えの良さを競い合うのではなく、子どもが楽しく完食できる体験そのものが自己肯定感や食への興味を育むのだ。
苦手な野菜も、大好きなキャラクターの形になっていたり、可愛らしいピックやお弁当箱の演出が加わることで、すんなり口に運べるようになるケースは非常に多い。キャラクター弁当やデコレーション弁当は、親から子への愛情表現であると同時に、無理のないコミュニケーションツールとして機能している。
協会が推奨するのは「頑張りすぎないデコ弁」だ。毎朝フルスクラッチで作る必要はまったくなく、全体の数割にワンポイントの工夫を施すだけで、子どもにとっては特別なお弁当になる。大人がストレスを抱えないことこそが、長く楽しいお弁当生活を続けるための最大の秘訣なのだ。