近年、SNSや一部のオカルト系メディアを中心に「2026年中にビッグワンが発生し、アメリカ西海岸が海に沈む」「天体の惑星直列がトリガーになる」といったセンセーショナルな噂が拡散されています。これらは科学的にどこまで信憑性があるのでしょうか。
結論から言えば、「特定の年や月日を指定した地震予言」に科学的根拠は一切ありません。地震の発生時期を数ヶ月〜数年の精度で断定することは現代の地球物理学でも不可能です。惑星の配置による引力変化が潮汐力として地殻に与える影響についても、プレート運動によって蓄積される応力変化と比べれば誤差の範囲に過ぎないことが研究で証明されています。
ただし、火のない所に煙は立たないと言われるように、噂が過熱する背景には「断層の歪みが極限状態にあり、明日起きても数年後に起きても不思議ではない」という地質学的な現実が存在します。予言や噂に惑わされるのではなく、確率論として差し迫っているリスクを正しく認識することが求められます。