かつて「練馬のビッチ」と自らを称し、アンダーグラウンドから彗星のごとく現れた衝撃を覚えているだろうか。初期の破壊的なインディーズ精神は決して消えていない。むしろ、年齢と経験を重ねるごとに洗練され、より鋭く深固な牙へと研ぎ澄まされた。
単なる世間への反逆ではない。差別や偏見、容姿に関する理不尽なバッシングを正面から浴びてきた彼女だからこそ書けるフレーズがそこにはある。「醜さ」や「コンプレックス」を隠すのではなく、ド派手な衣装と圧倒的な歌唱力でキャットウォークへと引きずり出す。その強烈なカタルシスこそが、長年にわたりファンを虜にし続ける最大の理由だ。