ネット上の掲示板やSNSでは、「地方銀行だからメガバンクより審査が甘い」「アコムが保証会社だから誰でも通る」といった無責任な言説が散見されます。しかし、融資現場の取材データから浮かび上がる常陽銀行キャッシュピット審査基準の実態は、それらの噂とは大きくかけ離れています。
まず押さえるべきは、キャッシュピットの保証業務を一手に担っているのが大手消費者金融のアコム株式会社であるという点です。常陽銀行自体が直接審査を行うのではなく、一次的な与信判断はアコム保証会社審査のスコアリングシステムに委ねられています。つまり、過去にアコムや同社が保証を担当する他行ローン、クレジットカード等で延滞・トラブルを起こした履歴がある場合、門前払いに近い形で弾かれる仕組みです。
借入条件としての常陽銀行カードローン金利は年7.8%〜14.8%に設定されています。下限金利こそ銀行らしい水準に見えますが、初回契約時や限度額100万円未満の少額融資では、ほぼ例外なく最高金利である年14.8%が適用されます。これはメガバンク(年13.8%〜14.5%程度)と比較するとわずかに高めの設定であり、消費者金融の上限金利(年18.0%)よりは低いものの、低金利を期待しすぎるとギャップを感じる水準です。