保護者や受験生が最も注視する「偏差値」「進学実績」「部活動の現状」という3大要素において、常翔啓光学園は旧啓光学園時代とは全く異なる教育プロファイルを描いています。
大手進学模試(五ツ木・駸々堂など)の2026〜2026年入試データによると、常翔啓光高等学校の偏差値は、最上位の「特進Ⅰ類コース」が60〜62前後、「特進Ⅱ類コース」が54〜56前後、「進学コース」が48〜50前後で推移しています。一方、常翔啓光中学校の偏差値は特進選抜クラスで46〜50、特進クラスで40〜44付近となっており、中高ともに「堅実な中堅上位〜難関一貫進学校」としてのポジションを確立しました。
進学実績の内訳に目を向けると、京都大学や大阪大学、神戸大学といった最難関国公立への合格者をコンスタントに輩出しつつ、関関同立(関西学院・関西・同志社・立命館)への合格実績が大幅に伸長しています。特筆すべきは、理系志向の生徒にとって極めて有利に働く常翔学園・大阪工業大学への内部推薦制度の存在です。大工大は近年、就職実績や情報科学・工学分野での評価が全国的に高騰しており、「大工大の併願推薦枠を確保したうえで、国公立大学や難関私大に挑戦できるセーフティネット」は、競合校にはない決定的な差別化要素となっています。
名門ラグビー部の動向に関しては、かつてのように「全国から有望選手をスカウトして勝つ」体制から、一般入試で入学した生徒を含めて限られた練習時間内で知的に戦う「文武両道型チーム」へとモデルチェンジを図りました。大阪府予選は東海大大阪仰星、大阪桐蔭、そして系列の常翔学園がしのぎを削る全国最激戦区ですが、その中で公立強豪や他私立と競い合いながら、府大会ベスト8やベスト4に食い込む健闘を見せています。