高校入学当初の彼は、線が細く、まだ成長痛に悩まされる未完成の身体だった。そんな彼の肉体改造を支えたのは、徹底した食事と休養の管理だ。実家で母親が作る栄養バランスの取れた食事が彼の基礎を作り、プロ入り後は1日7食におよぶ増量メニューを自身に課した。
「食べることも練習のうち」と語り、どんぶり飯を何杯も平らげた時期を経て、彼の身体はまたたく間にビルドアップされた。ただ体重を増やすのではなく、柔軟性を保ちながら出力を最大化するための肉体作り。この時期の地道なアプローチが、メジャーの強打者たちと対峙しても決して力負けしない現在の強靭なフレームを形成した。