SNSや育児コミュニティの声を調査すると、産後早期に車を運転した母親たちの多くが「やむを得ない事情」と「予想以上の危険」の間で葛藤している実情が浮かび上がります。
「地方在住で実家の支援もなく、夫も激務。生後2週間のときに上の子の発熱で病院へ行くため運転したが、赤信号の認識が一瞬遅れて急ブレーキを踏み、冷や汗が止まらなかった」(30代・2児の母)
「自分では普通に動けるつもりだったが、バック駐車の際に距離感がまったく掴めず、自宅のフェンスに車を擦ってしまった。産後の空間認識力や集中力の低下を痛感した」(20代・初産婦)
このように、頭では平気だと思っていても反射神経や空間認識能力が大幅に鈍っているのが産後特有の罠です。また、自身が運転しない場合でも「産後運転助手席いつからなら乗れるのか」という相談も多く見られます。助手席であっても走行中の小刻みな振動や急カーブによるG(重力加速度)は弱った骨盤に強いストレスを与えるため、退院時の移動を除き、不要不急の同乗ドライブも産後2〜3週間は極力避けるのが賢明です。