過去数十年にわたり、日本の芸能界を支配してきたのは強固な系列関係と不可侵のテリトリーだった。だが、インターネット配信の普及と視聴者の嗜好の多様化は、そうした旧態依然としたルールを無効化しつつある。いまや力を持つのは「どこに所属しているか」ではなく、「誰と何を作るか」という個のビジョンだ。
HIGH HOPE ENTERTAINMENTのように機動力を持つ独立プロダクションと、STARTO ENTERTAINMENTのようなスケールメリットを持つ企業体が、作品ごとに柔軟にアライアンスを組む。このハイブリッドなビジネスモデルこそが、クリエイターや演者の権利を守り、より自由で野心的なコンテンツを生み出す土壌となっている。