草津温泉が全国の温泉ファンから絶賛される最大の理由は、その強烈な泉質と効能にあります。源泉の多くはpH2.0前後の「酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉」であり、極めて高い殺菌力を有しています。古くから「恋の病以外なら何でも治す」と言い伝えられ、切り傷、皮膚病、神経痛、疲労回復などに優れた効果を発揮します。
温泉街の中心に位置するシンボルが「湯畑(ゆばたけ)」です。毎分4,000リットル以上の熱湯が湧き出し、木樋(もくぴ)を通って湯温を下げながら湯の花を採取する光景は、草津温泉ならではの絶景です。夜間には洗練されたライトアップが施され、湯けむりが幻想的な光に包まれるフォトスポットとして多くの観光客で賑わいます。
湯畑のすぐ隣にある「熱乃湯(ねつのゆ)」では、伝統の「湯もみショー」を毎日開催。草津の源泉は50度から90度と非常に高温なため、水を加えずに温度を下げる工夫として考案された「湯もみ」を、軽快な唄(草津節)とダイナミックな木の板の動きで体感できます。
また、温泉街には歴史ある無料の共同浴場(白旗の湯、地蔵の湯、千代の湯など)が点在しており、風情ある日帰り温泉 外湯めぐりを楽しむのも草津観光の醍醐味です。外湯は地元住民の生活の場でもあるため、入浴前の掛け湯の徹底や静寂を保つなど、マナーを守った利用が求められます。