薬による体内アプローチと同時に推し進めるべきなのが、ゲーム内の環境設定を見直す根本対策だ。画面酔いを左右する最大の要因は「FOV(視野角)」の設定にある。一般的なコンソール用ゲームのデフォルト視野角はテレビから離れて見ることを前提に狭く設定されているが、PCモニターに近づいてプレイする際には、この狭い視野角が脳に強い圧迫感を与えてしまう。FOVを90度から100度程度まで広げるだけで、視覚的な歪みが大幅に抑えられ、酔いやすさは驚くほど軽減される。
あわせて見直したいのが、演出用のグラフィック効果だ。移動時の視界のブレを再現する「モーションブラー」のオフ、背景を意図的にボカす「Depth of Field(被写界深度)」の無効化、そして走撃時や被弾時の「カメラ揺れ」を最小に固定する設定が極めて効果的だ。さらに高フレームレートを維持できる環境を整え、画面のカクつき(スタッター)を排除することも、脳への無用な負担を減らす鍵となる。