日本の美容業界において「c three」の名を深く記憶に刻んだのは、株式会社ビューティースリー(関連会社:GST style等)が運営していた全身脱毛サロン「シースリー」です。高級ホテルのような内装と格安の価格設定を武器に、若年層を中心に絶大な支持を集めました。
当時の脱毛市場において、シースリーが打ち出した「生涯メンテナンス保証(通い放題)」は革命的な提案でした。一度契約すれば追加料金なしで何度でも通えるという触れ込みは、競合他社との差別化に直結し、全国に数十店舗を展開する大型チェーンへと成長を促しました。
異変は突如として訪れました。2023年11月、シースリーを運営する企業は東京地方裁判所に破産手続きの開始を申請しました。負債総額は80億円規模に達し、前払い金を支払ったままサービスを受けられなくなった利用者は数万人を超えました。業界全体を震撼させた破綻劇でした。