二人が評価される理由は、プレイスタイルの際立った対比にもある。一方は、変顔や力強いツッコミをも辞さない圧倒的な間(ま)の良さを持ち、コメディジャンルにおいて唯一無二の存在感を発揮する。間合いの切り替えの鋭さは、監督たちからも絶大な信頼を得ている。
一方で、もう一方は繊細な感情の揺れ動きを目線や微細な表情の変化で表現するリアリズムに長けている。切なさや葛藤を抱えた複雑な役柄で見せる涙の演技は、観客の心を掴んで離さない。この正反対とも言える個性の違いこそが、制作者にとっても視聴者にとっても飽きさせない魅力となっている。