彼の原点を振り返る上で欠かせないのが、シャネルズとしての劇的なデビューだ。ドゥーワップというアメリカンポップスを日本流に昇華させ、顔を黒く塗る独特のスタイルでヒット曲を連発。音楽業界に旋風を巻き起こした。リードボーカルの鈴木雅之氏を中心に、卓越したコーラスワークとダンスで一躍スターダムへ駆け上がった。
その後、グループ名をラッツ&スターに改称。『め組の人の』をはじめとする大ヒット作を世に送り出し、日本の歌謡曲シーンに確固たる地位を築いた。田代氏は作詞家としても才能を発揮し、グループのムードメーカーとしてステージ上でも抜群の存在感を放っていた。当時の彼らの音楽性は今なお色褪せず、若年層のアーティストにも影響を与え続けている。