改札口を通り過ぎる人波のただ中に、鮮やかな照明に照らされた空間がある。JR東日本クロスステーションが手掛ける「BOOK COMPASS」だ。東日本旅客鉄道の主要路線が交わる構内において、乗り換えのわずか数分間で目当ての一冊を手に入れられる機動性の高さは群を抜いている。
店内には、話題のビジネス書・専門書から最新の文芸書・文庫本、さらには移動中の暇つぶしに最適な雑誌類まで、厳選されたラインナップがぎっしりと並ぶ。限られた売り場スペースでありながら、流行の潮流を捉えた平積みPOPの演出は見事というほかない。出張前に最新の経済動向を把握したいビジネスパーソンが、文庫本を一冊手にしてレジへ駆け込む光景が日常茶飯事となっている。忙しい現代人の「朝活読書」を支えるインフラとして、これ以上頼もしい場所はないだろう。