実は、この曲の歴史は極めて古い。メジャーデビュー前の初期ライブから既に演奏されており、ファンにとっては長年音源化が待望されていた一曲だった。初期の暴動のようなライブハウスで、突如として奏でられた重厚なロック・バラード。観客は固唾をのんで耳を傾けたという。
インディーズ時代から存在しながら、なぜすぐにレコードに収録されなかったのか。そこにはバンド側の綿密なセルフプロデュース意識があった。荒削りな衝動を吐き出す時期を経て、表現者としての表現力が成熟する瞬間を待っていたのだ。静寂と爆発が同居するアレンジは、歳月を経て磨き抜かれた結果である。