結論から言えば、運営母体であるブックオフコーポレーション株式会社は、立ち読みを一律で全店禁止にしているわけではない。店内での閲覧そのものを違法行為や即時退店対象と定める明確な規約は存在せず、パラパラと状態を確認したり冒頭を試読したりする行為は、今も変わらず認められている。
ただし、かつてのような「何時間でも自由に読み放題」という野放し状態ではない。2026年現在の店舗運営において重視されているのは、周囲の利用者に迷惑をかけないマナー基準の徹底だ。通路を塞ぐ形での長時間の占有、床への座り込み、売本を傷つけるような乱暴なページのめくり方、あるいはスマートフォンによる商品画像の撮影(デジタル立ち読み)などは、固く禁じられている。
店舗によっては、通路の狭いコーナーに「長時間の閲覧はご遠慮ください」という注意書きを掲示するケースが増えた。店舗側が求めているのは、あくまで「購入を検討するための下見」としての閲覧であり、商品価値を損なうような消費行動には厳しい視線が注がれている。