ブーが泣くと大停電?『モンスターズ・インク』涙の理由と感動の裏設定の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。

劇中では一貫してサリーから「ブー」と呼ばれていますが、設定上の本名は「メアリー(Mary)」であることが明かされています。彼女の部屋のシーンで、クレヨンで描かれたお絵描きシートの隅に「Mary」とサインされているのが確認でき、これは声優を務めたメアリー・ギブス本人に由来しています。

また、ピクサー作品ファンの間では有名な「ピクサー・ユニバース(ピクサー理論)」という壮大な都市伝説が存在します。ブーは成長した後も大好きなサリー(キティ)との再会を強く望み、ドアを通じた時空移動の魔法を研究し続けた結果、映画『メリダとおそろしの森』に登場する「森の魔女」になったのではないかという説です。魔女の小屋の木彫りの中にサリーの姿やピザ・プラネットのトラックが刻まれている描写が、この考察を裏付ける証拠としてファンの間で語り継がれています。

解体されたドアの破片をマイクが何ヶ月もかけて復元し、サリーが再びドアノブに手をかける別れのラストシーン。「キティ!」というブーの弾んだ声とサリーの柔らかな微笑みで幕を閉じる結末は、その後を描いた公式スピンオフ『モンスターズ・ワーク』等でも大切に受け継がれる最高の余韻を残しています。