歩行車を選ぶ際、デザインや重さ以上に注視すべきなのが「ブレーキの安全性」と「ハンドルの高さ調整」です。
特に下り坂での転倒事故を防ぐために注目されているのが「抑速ブレーキ(スピード制御機能)」です。通常時は軽く押せますが、車輪の回転数が一定以上上がると自動的にブレーキがかかり、車体が前へ走り出してしまうのを防ぎます。握力が低下してとっさにハンドブレーキを握れない高齢者にとって、抑速機能は命綱となります。
また、適切なサイズフィッティングも欠かせません。ハンドルの理想的な高さは、「直立して腕を自然に下ろしたときの手首の関節の位置(大転子の高さ)」です。肘が約30度曲がる高さに合わせることで、無理のない姿勢で体重を分散させ、前屈みや腰痛の悪化を予防できます。