「不妊治療で休職していることを職場の上司や同僚に知られたくない」と悩む人は少なくありません。傷病手当金の申請書類には「事業主記入欄」があり、勤務状況や給与の支払い有無を会社に証明してもらう必要があるため、労務・人事担当者の確認を完全に避けることは不可能です。
ただし、全社に詳細が漏洩するわけではありません。人事担当者には法律上の守秘義務が課せられており、個人の病歴や休職理由は厳重に取り扱われます。もし産婦人科の病名を上司や職場内に知られたくない場合は、申請書の提出先を直属の上司ではなく人事部の担当窓口に直接郵送等で提出する旨を事前に相談しておくと安心です。
また、メンタル不調に伴って心療内科で診断書を取得した場合は、病名が「適応障害」などと記載されるため、書類上から不妊治療を行っている事実が直接判明することはありません。主治医に対しても、職場への開示範囲や配慮してほしい事項をあらかじめ率直に伝えておくことがトラブルを防ぐポイントです。