ネット上のスタイリング動画で頻繁に見られる「一気に太い毛束を取って巻く時短テクニック」には大きな罠が存在します。毛束を厚く取りすぎると、アイロンの熱が中心部まで均一に伝わらず、表面だけが過熱されて内部は冷たいままとなります。この状態で外出すると、外気の湿度によって数十分で元のクセに戻ってしまいます。
また、「スタイリングオイルを巻く前にたっぷり塗るとツヤが出る」という情報も危険な誤解です。油分が付着した状態で高熱プレートを挟むと、髪の上で油が揚がるような状態(油焼け)を引き起こし、毛先の激しい炭化・硬化を招きます。オイルや重めのバームは必ず「巻き終わって熱が冷めた後」に塗布するのがヘアサイエンスの常識です。