タツノコプロが切り拓いた世界観は、日本のアニメーション産業全体にも計り知れない影響を与えている。1970年代後半のテレビ界において、ロボットアニメや重厚な特撮が主流だった中、コミカルさと本格的なバトルを融合させたSFヒーローアクションというジャンルを確立した功績は極めて大きい。
とりわけヤッターマン2号の存在は、「戦う女性ヒロイン」の歴史において記念碑的な役割を果たした。単に男性主人公に守られるだけの存在ではなく、自ら前線に立ち、独自の武器を操って勝利を決定づける。この能動的な女性像は、後のバトルヒロインアニメや変身美少女もののフォーマットに多大なインスピレーションを与えることとなった。