配偶者の不倫による精神的苦痛は、日常生活の基盤である「安心感」と「自己肯定感」を一瞬で破壊します。夫婦関係は個人のアイデンティティや将来設計と密接に結びついているため、その土台が崩れると脳は生命の危機に匹敵するストレスを検知します。
特にいわゆるサレ妻の鬱やトラウマにおいては、「自分に魅力がなかったのか」「これまでの結婚生活は何だったのか」という激しい自責と認知の歪みが生じやすくなります。一方、男性側が被害を受けるケースでも、感情を表に出せず一人で抱え込んだ結果、医療機関でサレ夫がうつ病の診断を受ける事例が急増しています。男女を問わず、裏切りという事象は脳内の神経伝達物質のバランスを大きく崩し、個人の意志の力ではコントロールできない抑うつ状態を引き起こします。