日本商工会議所が公開している受験者データをつぶさに分析すると、統一試験(ペーパー形式)とネット試験(CBT形式)の間には、一見して歴然とした合格率の開きが存在します。統一試験が年3回(6月・11月・2月)の固定日程で実施されるのに対し、ネット試験はテストセンターで随時受験が可能です。この制度の違いが、数値の上に極端なギャップを生み出しています。
統一試験の合格率推移を時系列で追うと、第150回台以降、極端な「アタリ・ハズレ回」が頻発しています。簿記検定は上位何%を合格させるという相対評価ではなく、70点以上で一律合格となる絶対評価です。そのため、作問者が難易度調整をわずかに誤り、計算量の多い連結会計や初見の取引形態を大問に配置しただけで、受験生全体の得点が押し下げられ、合格率が10%台に暴落する現象が生じます。