超高価格帯市場において、ラベルは液体の「価値の証明書」となる。その金字塔と言えるのが、獺祭「磨き その先へ」ラベルデザインである。酒米を限界まで磨き上げた最高峰の純米大吟醸に相応しく、職人の手漉き和紙の風合いを生かした繊細なラベルは、箱を開けた瞬間に圧倒的な気品を放つ。
厳選された素材とミニマルな文字配置は、国内のみならず海外のハイエンド市場でも絶大な存在感を発揮した。厳しい環境下にある清酒醸造業において、単なる低価格競争から脱却し、高付加価値なプレミアム路線へとシフトするための決定的な成功例となったのである。