なぜあれほど繁盛していたパレットビルの拠点は営業を終了し、現在の体制へとシフトしたのでしょうか。関係者への取材および都市開発の変遷を辿ると、BOOKOFF新宿駅西口店 閉店理由には複合的な要因が絡み合っています。
第1の決定打となったのが、ブックオフ 新宿 再開発の経緯とビル側の定期建物賃貸借契約の満了です。新宿駅西口地区は、小田急百貨店本館の建て替えや駅前広場の再整備など、総事業費数千億円規模の歴史的メガプロジェクトが進行しています。これに伴い、周辺を取り巻く商業ビル群でもテナントのスクラップ&ビルドや耐震補強、フロア構成の全面見直しが一斉に加速しました。パレットビル側の大規模なリニューアル方針と、契約更新時期が重なったことが大きな転換点となりました。
第2の要因は、ブックオフコーポレーションが推し進める店舗ポートフォリオの構造改革です。かつての「本・CD・DVD」に特化した単一業態では、スマートフォンの普及による電子書籍化や定額制配信サービスの浸透に伴い、坪あたりの収益効率が低下していました。そこで同社は、トレーディングカード、フィギュア、アニメグッズ、ブランド品、古着などを複合的に扱う「BOOKOFF PLUS」や「BOOKOFF SUPER BAZAAR」への業態転換を全社規模で推進しました。
こうした都市再開発の波と事業戦略の刷新が合致した結果、BOOKOFF 新宿 移転先情報として確定したのが、現在の西新宿1丁目(110ビル内)への機能移転とスケールアップでした。