席に着いた客のほぼすべてがカメラを構える瞬間がある。名物「お刺身階段盛り」が運ばれてきた時だ。螺旋状に組まれた木製の階段に、その日獲れたての旬魚が美しく咲き誇る。ドライアイスの煙が幻想的に立ち込める演出は、InstagramなどのSNSを通じて瞬く間に拡散され、世界中のフーディーを虜にした。
もちろん、夜の宴だけではない。ランチタイムに限定提供される「魚男丼」もまた、街の伝説となっている。丼から溢れんばかりに盛り付けられた角切りの新鮮な刺身と特製タレ、そして濃厚な卵黄が織りなすハーモニー。ひと口頬張れば、魚の甘みと旨味が口いっぱいに広がる。昼夜を問わず訪れる人々を驚かせ、笑顔にさせる仕掛けが、この空間の至る所に散りばめられているのだ。