霊王宮侵攻において本領を発揮したのが、ユーハバッハ直属の「親衛隊」だ。彼らはユーハバッハ自身の能力「聖別(アウスヴァーレン)」によって再活性化され、霊王の能力の一部を宿す怪物へと変貌を遂げた。護廷十三隊の零番隊や最精鋭の隊長陣ですら、個別の概念能力を打ち破るには超人的な犠牲を払わざるを得なかった。
なかでも皇帝の側近ユーグラム・ハッシュヴァルトの能力「世界調和(ザ・バランス)」は凄惨だ。自身や味方に生じた「不運」を他者の「幸運」と相殺させ、その歪みを相手へそのまま跳ね返す。夜間にユーハバッハの「全知全能」を一時的に引き継ぐ裏の皇帝としての異能を含め、彼の存在そのものが完璧な絶望の盾となっていた。