現在、彼女のジャーナリズムと個性が最も鮮やかに発揮されているのが、インターネットテレビ局ABEMAの朝の顔として定着した『ABEMA Morning』だ。地上波の枠にとらわれない柔軟な進行スタイルと、リアルタイムで流れる視聴者コメントを瞬時に拾い上げる瞬発力。それらは長年培ってきた生放送のスキルと、現代のネットカルチャーに対する鋭い嗅覚が見事に融合した成果といえる。
スタジオでの佇まいは、極めて自然体だ。ニュースを正確に読み上げるだけでなく、自身の言葉で率直な疑問を投げかけ、専門家の解説を噛み砕いて伝える。時に見せるクスッと笑えるような率直なリアクションが、硬派なニュースと視聴者の距離をぐっと縮める。朝の忙しい時間帯に、押しつけがましくない心地よいリズムを届けるキャスターとしての力量は、業界内でも高く評価されている。
番組出演の裏側では、徹底した下調べとニュースの文脈整理に余念がない。スタッフとの綿密な打ち合わせを経てオンエアに臨むプロ意識があるからこそ、生放送中のアドリブや突発的なハプニングにも動じない。プライベートでの読書体験や日々の何気ない観察眼が、そのままトークの深みへと還元されているのだ。