2016年5月、東京ドームで開催された『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』。氷室がライブ活動からの引退(無期限休止)を決断した決定的な理由は、長年ステージの爆音を浴び続けたことによる両耳の難聴とトーンデフ(音程の認識障害)の悪化でした。
「プロとして自分が納得のいく完璧なパフォーマンスをファンに届けることができなくなった」という、あまりにも潔い幕引きでした。それから年月を経た現在、彼の日常はどのようなものなのでしょうか。
現地の音楽関係者や近親者の証言によると、ライブツアーの過酷なプレッシャーから解放された氷室は、極めて規則正しく健康的な毎日を過ごしています。毎朝のワークアウト、愛犬との散歩、妻の手料理を囲む静かな食卓。そして何より、耳への負担を慎重にコントロールしながら、自宅スタジオで納得のいくまで新曲のデモ制作やストック楽曲のブラッシュアップを続けています。ライブ活動を行わないだけであり、コンポーザー・表現者としての情熱の炎は決して消えていません。