検査当日の不快感を最小限に抑え、観察精度を極限まで高めるには、胃内を完全にクリアな状態にしておく必要があります。鼻から胃カメラ 前日の食事制限と当日の過ごし方には、厳格なルールが存在します。
前日の夕食は20時〜21時までに完了させることが鉄則です。摂取するメニューは、うどん、白米、豆腐、白身魚など消化の良い低残渣食に限定します。繊維質の多い海藻類、きのこ類、ネギ類、種のある果物(キウイやトマト)、油脂分の多い肉料理や揚げ物は、翌朝になっても胃粘膜に微小な残渣としてこびりつき、視野を遮る直接原因となります。アルコールは胃粘膜に充血を引き起こし、検査中のわずかな接触で出血しやすくなるため、前日は完全禁酒が望まれます。
当日の朝は絶食です。脱水を防ぐための水分摂取は、検査の1〜2時間前までであれば水や薄いお茶に限り許可されることが一般的です。牛乳や色の濃いジュース、コーヒーは胃壁をコーティングして微細病変を隠してしまうため厳禁です。