数万人がひしめき合うドーム内において、空気の質を保つことは極めて重要だ。東京ドームでは、天井付近に設置された巨大な排気口と、外気を取り入れる吸気システムが24時間体制で稼働している。これにより、密閉空間でありながら常に新鮮な空気が循環する環境が維持されている。
面白いのは、ドーム内の気圧が天候や観客数に応じてリアルタイムで微調整されている点だ。雨の日や風の強い日、あるいは超満員のコンサート時など、コンピュータが外気温や気圧の変化を瞬時に感知し、送風機の稼働数を最適化している。私たちが快適にエンタメを楽しめている裏には、天井を支える空気圧の緻密なコントロールがある。