表立ったリリースがないからといって、創作活動そのものが止まったわけではない。都内のプライベートスタジオには、今も定期的に足を運んでいるという。
「新曲のデモテープは常にストックされていますよ」と明かすのは、長年セッションを共にしてきたレコーディングエンジニアだ。「気まぐれにギターを抱えてはアコースティックなフレーズを弾き、独特のコード進行と言葉遊びをノートに書き留めている。商品としてリリースするかどうかを気にしておらず、ただ歌を生み出す行為そのものを愉しんでいる印象です」。世に出る日を待つ未発表楽曲のストックは、すでにアルバム数十冊分に相当するとも言われている。