かつて車道と歩道が極限まで密迫し、歩行者がすれ違うことすら容易ではなかった甲州街道の跨線橋上。現在そこには、空中に浮かぶように広がる広大な歩行者専用デッキ「ミライナタワーテラス」の拡張エリアが完成し、人々の流れを根本から変えている。
「以前は改札を出てからの人波に揉まれるのが日課でしたが、今はデッキの上を通ってストレスなく代々木方面や西口側へ抜けられます」と、毎日この駅を利用するIT企業勤務の男性(34)は語る。地上数メートルの高さに確保されたこの歩車分離空間は、排気ガスの臭いを感じさせることなく、都会の風を感じながら安全に移動できる都市のオアシスとして機能している。