かつてこの地にあったファッションビル「厚木パルコ」の閉館は、地域社会に小さくない衝撃を与えた。中心市街地の空洞化という影が忍び寄る中、厚木市が取った舵切りは極めて大胆だった。建物を市が取得し、公的施設と商業店舗をハイブリッドで再配置するという決定だ。この再生プロジェクトこそが、現在の施設の原点となっている。
地下階から上層階にかけて、行政サービス、子育て支援、生涯学習、ホール、そして民間ショップが整然と、かつグラデーションのように配置されている。かつての商業の殿堂は、市民の生活導線そのものを包み込む巨大なインフラへと生まれ変わったのだ。