手術自体は全身麻酔で行われるが、本当の戦いは目が覚めてから始まる。顎の骨を切り、プレートで固定された顔はパンパンに腫れ上がり、鼻呼吸すら困難になることも珍しくない。口をワイヤーで固定する「顎間固定」の期間は、会話もままならず、食事はすべて液体だ。
あるタレントはYouTubeで、「術後3日間は生きている心地がしなかった」と語っている。こうした凄惨とも言えるダウンタイムの現実をありのままに見せることで、安易な気持ちで手術を考えている人々への警鐘にもなっている。そして、その地獄を乗り越えた先にある「噛みしめられる喜び」や「通る声」は、何物にも代えがたい人生の転機となる。