2026年の制度改正から数年が経過した現在、新NISAは若者の間で完全にインフラ化した。かつてのように「投資は怖いもの」と敬遠する声は、今の20代からはほとんど聞こえてこない。むしろ、スマホ一台でインデックスファンドに毎月上限額近くを積み立てるのが当たり前の光景となっている。
取材に応じたIT企業勤務の男性(26)は、「給与が入った瞬間に自動で積立に回るよう設定している。預金口座にお金を置いておくこと自体が、インフレ下では損失だと感じている」と語る。彼らにとって、投資はギャンブルではなく、インフレという目に見えない敵から資産を防衛するための日常的なルーティンなのだ。